「SHISHUMANIA初個展開催」SHISHUMANIA joint exhibition

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Long time no see on my blog! Isn’t this year just like a crazy nightmare?
Since my last entry in April not much has changed in the world of COVID it seems. Although things seemed a little better in Japan during June, we are now hitting the second wave with cases spreading all across the country..

Staying home since March (apart from maybe 3-4 careful outings and daily walks of course) and losing a lot of work gigs this year does not exactly motivate. Two bright moments for me were two work assignments in June though: A styled shoot and PR work as one of the “Yukata ambassadors” for the Isetan Department Store.
The world has been shifting to online events now, and Isetan held a “Stay Home Bon Dance”. You can see me dance their original dance too on my Instagram.

みなさん、如何お過ごしでしょうか?オリンピックの期待も高まった2020年。こんな大変な年になるとは、夢にも思いませんでした。なにもかもがコロナ一色になってしまいました。また、大雨で各地で災害が広がっており、被災された方々の早い復興を願わずにはいられません。

丁度、数日前(2020年7月22日)東京オリンピックの開催予定日でしたね。ドイツとの関係では、オリンピックで各所からお仕事のお話も頂いておりましたが、もちろん、全てなくなってしまいました 涙。コロナがなければ、どれだけ華やかな雰囲気になっていたかと思うと、とても寂しい気持ちになってしまいます。そうでなくても暗くて湿っぽい時期です。なにも考えず、楽しい気持ちになるのは難しいけど、それも人生。ほんの少しでも明るい気持ちになって頂ければと思い、この記事を書いています。

さーて、腐っていてもしょーもないので、明るい話題です!

まず、伊勢丹さんのPRのお仕事をさせていただきました。伊勢丹さんオリジナルの盆踊り、テレビ東京のWBSでも取り上げられたようです(わたしはTV映ってないけど 笑)観て頂けました?これについては、また今度、報告します。

そして、今日の本題です。今年2月に刺繡アーチストSHISHUMANIA(福盛さん)の個展にコラボ作品を展示して頂きましたので、詳しくご説明いたしますw

First exhibition (実はSALZにとっても、) 初の展示

Jumping back in time, I actually did not properly share about the little exhibition of embroidery artist SHISHUMANIA which I had the honor to join in February 2020 at the Gallery 201.

You probably remember the embroidered dinosaur skeleton velvet kimono I made together with Takuma Fukumori in May last year?
Well, we actually worked on another piece – this time for men. And this kimono ensemble debuted at the exhibition. (Which was the first time to have my designs exhibited somewhere. Pretty exciting!)

2020年2月、刺繡アーチストとして活躍されるSHISHUMANIAが初の個展を開催しました。そして、その個展にSALZもコラボ作品をGallery 201にて展示していただいちゃったんです。

去年5月、恐竜刺繡のベルベット着物をリリースしたのを覚えている方もいらっしゃいますか?実はあれもSHISHUMANIAと一緒に作らせてもらったんですよ。襟の「令和」の字を入れてくださったのもSHISHUMANIAです。大変大きな反響を頂きました。

実は、その後密かに制作を進めていた壮大なプロジェクトがあったのですw。今回、SHISHUMANIAの個展で初めてお目見えするはこびとなりました!!実は、SALZ自身、初めてこのような正式な個展での展示でした。ひでき感激です!

The sewing machine and the creations / レトロ感半端ないミシンと作品群

SHISHUMANIA is the brand of young embroidery artist Takuma Fukumori, who has been creating machine embroidery artworks since over 10 years now. He originally specialized in ‘Sukajan’ aka. Japanese souvenir bomber jackets which were widely popular after the 2nd World War, but branched out to create other made to order fashion items and framed artworks as well.

一応、ご説明差し上げますと、SHISHUMANIAとは、先鋭の刺繡アーチスト福盛さんのブランドです。10年以上刺繡の道を歩み、常に挑戦し続けている方なんです。ユニークな経歴の福盛さん(ご本人に訊いて下さいねw)、刺繡修行から入り、もともとはスカジャンの刺繡から始めたとのことですが、ジャンパーの枠を飛び越え(突き抜け)、刺繡の概念の常識を変え続けているといっても過言ではありません(素人がえらそうに言ってスミマセン 冷汗)

なんと、NHK紅白歌合戦のジャニーズアイドルの衣装や映画の主役さんの衣装も担当されたすごい方です。(レイザーラモンRGさんにも衣装提供されてるんですって。RGツーリングクラブファンとしては、うれしい限りです。)

Gallery 201 in Gotanda, Tokyo / 五反田のギャラリー201

Our joint kimono creations were displayed in a separate room to allow for a closeup view of all details in front of back of the kimonos. (Thanks to the Gallery owners to give us helpful insights on how to exhibit.)

Apart from framed embroidery works, apparel items and small goods the exhibition also featured collaborative artworks with the talented illustrator Yuta Okuda as well as popular apparel brand Anndirkizm and a look behind the history of SHISHUMANIA.

ギャラリーの場所は、東京五反田。大都会(クリキン!)、駅からすこし歩いた閑静な住宅街の一角にある知る人ぞ知る場所です。徒歩で行くと途中にホットスプーンというおいしいカレー屋さんがありますよ(広告ではありませんw)。会場設営準備の最中、ギャラリーの方から「着物は前後ろ様々な角度から楽しんで頂けるよう、個室に陳列したらどうか」とナイスサジェッション!SHISHUMANIAとSALZのコラボ作品のみの特別エリアにして頂きました。

額入りの刺繡の他に、才能あふれるイラストレータのYuta Okudaさんや、人気ブランドAnndirkizmとのコラボ作品、そして、SHISHUMANIAの歴史について展示されてました。刺繡をベースにしたステッカーなどのアイテムも販売されており、お土産に買っていかれる方もいらっしゃいました。

These proud faces haha! 嬉しそうだねw

Embroidered mens kimono ensemble / 刺繍入り男性用着物セット


AHOY! SAILOR GIRL WOOL KIMONO

ドイツと日本が交差する場所。
ハンブルク港から東京港へ。
この娘(こ)と航海へ出発しますか?
金糸を絡めたウール男性用着物。

Men’s kimono made of soft fishbone wool lined with golden threads.
Germany meets Japan. From the Hamburg port to Tokyo.
Would you trust this girl with your boat?

RAGING KRAKEN HAORI JACKET

港町の伝説をあなたは信じますか?
コンパスを決して放さないで。
クラーケンが今現れる!
深海色ウール生地の男性用羽織。

Men’s haori jacket made of deep ocean blue wool.
Do you believe in fishermen tales?
Make sure to hold on to your compass! The kraken does not spare lives.


Inspired by Hamburg, my second home in Northern Germany, I designed two mens kimono items in a nautical theme. The large embroidery parts are meant to be an homage to the ‘Sukajan’ jacket.

Being a port city until today, Hamburg has a rich history of sailor culture and fisherman’s tales to go around, as well as a popular red light district – hence the pin up inspired girl.

The design of kimono & haori edge has been altered into a rounded shape and the inside bottom half has been enhanced with a black lightweight fabric to ensure the wool kimono glides smoothly while walking.

The Haori tells a story of a large kraken which ripped of the anchor of a ship, which is hidden in the inside lining, featuring flags of Japan and Germany. Naturally the lining is also nautical themed. To top everything up I created a special haori chain with an added vintage (real!) compass to help guide you out of dangerous waters.

Safe sailing!

今回の新作は、SALZの故郷ドイツ ハンブルクのイメージから着想を得ました。日本の方にはなじみが薄いかもしれませんが、ドイツで2番目に大きな都市であり、ビートルズ下積みの地、ハンバーグ発祥の地(諸説あるらしい?)、カレーソーセージ発祥の地(これも諸説あるらしい?)として有名ですが、なんといっても、エルベ川から通じる海・港町のイメージが一番です。ハンブルクへ行くと、沢山の船が見れますよ。

まず、背中に大きな刺繡を背中に入れることで、スカジャンへのリスペクトを試みました。1キロ先からでも目立ちます(んなわきゃぁない by タモさん)。

そして、ハンブルクには物流拠点、様々な人間の交わる港として栄え、航海・漁師さん文化・伝説そして盛り場(オランダアムステルダムのような)文化が根強く残ります。そこから、ピンナップガールのデザインが生まれました。

着物と羽織の裾は丸くしました。そして、内側の下部は黒い軽めの生地を用いて、歩いたときに軽やかに揺れるようにしてみました。

羽織の柄は、荒波の中、巨大な海の怪物が船の碇を引きちぎっています。そして、その船はというと、実は羽織の内側に刺繡されています。

荒れ狂う嵐の中で、クラーケンは、碇に自由を奪われた船を解き放とうとするのか、それとも、碇によって安住しようとする船を再び冒険の旅へと向かわせるのか・・・・。(誰かアニメ映画作ってくれないでしょうか?)

よく見るとタコさんの目はカワイイですよ。そして、帆船の旗はSHISHUMANIAの日本とSALZのドイツとなっています。航海の安全を願い、ビンテージの方位磁針(本物ですから、実際道に迷ったら方位分かりますw)と碇をつけた羽織紐を作ってみました。

Haori chain fitting to nautical design / 背中の切れた碇のデザインは、羽織チェーンのデザインへの導線

A look behind the scenes… / 制作過程

Many discussions. Also worked on designs till midnight. (Some) sleepless nights. 何度も打ち合わせして、夜中までデザインを考えました。


Stegosaurus kimono / ステゴサウルス着物

Also the black velvet dinosaur skeleton kimono I created prior with SHISHUMANIA had its spot at the exhibition. Along with photos from the shoot.
It is still one of my favorite designs and shoots ever created.

今回の展示では、令和元年発表のステゴサウルス着物も登場しました。これも、刺繡マニアさん(ここは、敢えて、日本語で)とのコラボ作品なんです。

こんな時代になると、あれだけ栄華を極めた恐竜たち、隕石説とか病気説(!?)とか、様々な説はあるけど、「恐竜達、一体どこへ行ってしまったんでしょうか?」なんて思いにかられます。これから数万年後、わたしたち人間の化石をみて、未来のバッタ人?が着物をつくったりするのでしょうか?汗

なんといっても巨大な恐竜を再現するため、巨大な刺繡になりました。化石の細部まで繊細に再現して頂きました!刺繡マニアさん、まさに芸術と職人技の両方を兼ね備えた方です。

STEGOSAURUS VELVET KIMONO

子供時代の情熱を着物にしてみました。
あなたの好きな恐竜はなんですか?
令和元年に発表されました。
新しい着物の時代をお祝いしたかったです。
極上の黒ベルベット生地製の女性用着物。

Women’s kimono made of lavishly exquisite black velvet.
Childhood passion turned into kimono art.
Which is your favorite dinosaur?
This kimono got released on the first day of the Reiwa period.
Let’s celebrate a new era of kimono.



Thanks to everyone who visited! / 足を運んでくださった方々へ感謝!

I was only able to pop by the exhibition 3 times but always had such a great time!
Thank you for everyone who took the time to stop by and enjoy the creations.

Let’s hope for many more exhibitions to come.

展覧会に来てくださった皆さん、有難うございます。会場の設営や撤収でお手伝い頂いた皆さん、感謝です。3回しか伺うことはできなかったのですが、行く度に、すばらしい出会いがありました。楽しいお話ができました。中には、新幹線で遠方から来て下さった方もいらっしゃいました。

機会があれば、また、展覧会に参加させて頂きたいと思っています。お声おかけくださいw

Hope everyone enjoyed the SHISHUMANIA exhibition / 様々な方のご協力・ご来訪頂きました!感謝です♡
きまってる~!

How was the article? Feel free to comment.
今回の記事、いかがでしたか?感想やコメントお待ちしています。

コロナ禍の中、みなさまの健康を願っています! 末筆となりましたが、福盛さん、とても貴重な経験有難うござます。また、面白いプロジェクトやりましょう。ギャラリーの方々、アーチストご支援、痛み入ります。そして、会場へいらしてくれた皆さん、お忙しい中、感謝です。

xoxo and stay safe 〜
Anji

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